The Go! Team
FEATURE

Rootscoaster Vol.77 / The Go! Team


10/8に4年ぶりの来日公演を控えるブライトンの多国籍ポップ集団、The Go Team!のリーダーが語る、バンドのルーツ……!

2015.10.05

2011年の3rdAL『Rolling Blackouts』以来、メンバー個別の活動が目立っていたブライトン発の多国籍軍団、The Go! Team(ザ・ゴー・チーム)。
そんな彼らが今年の3月に4年ぶりとなる新作『The Scene Between』を携えて帰還し、10/8には待望の来日公演も控えている!
ということで、今回は今となっては既に数少ない00年代のインディ・シーンを生き抜いてきたバンドである彼らのルーツを訊き出しました!
答えてくれたのはバンドのリーダーでありブレインのIan Parton(イアン・パートン)。
彼らのファンであれば、この3曲が実にThe Go! Teamの音楽性を端的に表しているかわかるはずです……!

先日同じくRootscoasterに参加してくれた星原喜一郎遠藤孝行両名が率いるNew ActionもOAとして参加するこの一晩限りの公演を見逃さないで!

(Text by Takazumi Hosaka)


1. Boards Of Canada / Roygbiv

https://www.youtube.com/watch?v=zO0spqGwX1w

Boards of Canadaは僕にとってずっと重要なグループなんだ。彼らは太陽が黒ずむような歪んだアイデアに興味を持っているし、懐かしい気持ちになるよ。彼らは頭の中にいるんだ。そこは半分覚えているところでもあるし、不思議であると同時に可愛い場所でもある。「Roygbiv」は素晴らしく小さなメロディーで、彼らのサウンドの頂点だよ。


2.The Yum Yums / Gonna Be A Big Thing

僕はいつでも60年代のガールズ・グループが大好きなんだ。有名なPhil Spectorはもちろんだけど、あんまり有名じゃないエッジが粗削りなのも好きだな。こういうスタイルが良くてちょっと素人っぽく歌う女の子は、僕がバンドのボーカルに求める青写真みたいなものなんだ。こんな風に歌える人をいつも探してる。


3.My Bloody Valentine / Off Your Face

https://www.youtube.com/watch?v=E-cmeVcoRBA

MBVも、僕の好きなグループなんだ。特別なことをしようとしてるところに惹かれるね。皆はヴォリュームやノイズのグループだと言っているけど、僕に言わせれば彼らはポップ・グループだよ。この曲は心がうずうずするような可愛いメロディーなんだ。僕らのニュー・アルバム、『The Scene Between』はこの曲にインスパイアされたんだよ。


Profile

英ブライトンの6人組バンド。メンバーはIan Parton(イアン・パートン)、Chi Fukami Taylor(カイ・フカミ・テイラー)、Kaori Tsuchida(ツチダ・カオリ)、Jamie Bell(ジェイミー・ベル)、Ninja(ニンジャ)、Sam Dook(サム・ドゥーク)。2000年頃、イアン・パートンのソロ・プロジェクトとしてスタートする。2004年にデビュー・アルバム『Thunder, Lightning, Strike(サンダー・ライトニング・ストライク)』をリリース。アルバムはマーキュリー・プライズにもノミネートされ人気を獲得。同アルバム収録の「The Power Is On」は2006年のナイキ、「Get It Together」は2007年のAXE、「Feelgood by Numbers」は2010年の日産CUBEのCMソングにも使用された。2007年にはセカンド・アルバム『Proof Of Youth』をリリース。パブリック・エナミーのチャックDがラップで参加するなど話題となり、チャート的にも大きな成功をおさめた。また、2013年には同アルバム収録の「Titanic Vandalism」がDOCOMOのCMソングにも使用された。2011年にはサード・アルバム『Rolling Blackouts(ローリング・ブラックアウツ)』をリリース。バラエティ豊かな楽曲が収録され多彩なゲストヴォーカルを招いてレコーディングされた当作も大きな話題となった。その後、イアン・パートンはマンチェスターのサイケデリック・バンド、Whyte Horsesのアルバムに参加し、ももいろクローバーZの「労働讃歌」を作曲・編曲。サム・ドゥークはマイク・ワット(ミニットメン)とのプロジェクト、Cuzでアルバムをリリース。ニンジャはソロ活動を行う等、メンバーは各々のプロジェクトクトに参加していた。

■日本オフィシャルWEBサイト:http://www.bignothing.net/thegoteam.html


Message

日本にまた行けるのが待ちきれないよ!――日本は4年ぶりだし、僕たちは日本でプレイするのが好きなんだ。今回はとりわけ特別なんだ。THE GO! TEAMがもう一回プレイするなんて思いもよらなかっただろうけど、僕たちは復帰することになった。僕たちは今までで一番いい状態だと思う。バンドのうちの何人かは子供ができてからツアーを続けられなくなってしまったけど、これから新しいメンバーでやっていくよ。引き続き僕、そしてニンジャ、サム、3人の素敵な女の子たち――ドラムのSimone、ベースのCheryl、ギターとボーカルのAngela won yin makと一緒にね。
新しいショーは4つのアルバムからの曲のミックスで、作成中の古い曲を新しい曲と混ぜ合わせたんだ。ninjaはライブには欠かせない。彼女抜きではやっていけないよ。彼女のエネルギーは僕らにとってすごく大きい存在なんだ。こうしてバンドが続けてこれたことが信じられないくらい。
僕たちは全部の曲の楽器を変更させてるんだ。2つのドラムキットを使うのをやめて、完璧以上を目指して行動を起こしていくつもり。


Live Information

10月8日には東京のLiquid Roomというライブハウス、10月10日は朝霧JAMフェスティバルでプレイするよ。
ニューアルバム『The Scene Between』も発売中。

THE GO! TEAM4年ぶりの来日公演決定!!

オープニングDJ:New Action!
feat. 永原真夏, 森心言 (Alaska Jam/DALLJUB STEP CLUB), Amy (eimie), BALLOND’OR

東京 10月8日(木)LIQUID ROOM
OPEN 18:00 / START 19:00 前売り:¥6,000(スタンディング、D別)
(問)SMASH 03-3444-6751 http://www.smash-jpn.com  http://smash-mobile.com

26TCYa_CGutCOLmkMJCWENnksAXwwhyifclTrROTssw


Spincoaster SNS