Carpainter
FEATURE

Rootscoaster Vol.40 Carpainter


日本のみならず世界での活躍を期待する、若きDJ/トラックメイカーの楽曲制作のルーツとは?

2014.11.17

SPIN.DISCOVERY -VOL.02-の2Fフロアのトリを飾った、TREKKIE TRAXのCarpainterがRootscoasterに登場です。Spincoasterとして、日本のみならず世界での活躍を期待する若きDJ/トラックメイカーの楽曲制作のルーツとは?踊る準備をしてからご覧ください!(Text by Kohei Nojima)


1.Ken Ishii / EXTRA


初めて聴いたクラブミュージック、ダンスミュージックは兄の影響で聴かされたデトロイトテクノだと思います。12歳くらいの時に連れられて初めて行ったクラブイベント「WIRE」でKen Ishiiさんのライブセットを観て甚く感動したのを覚えています。特にR&S RecordsのKen Ishi – EXTRAは森本晃司が監督を務めたPVも含めて自分のオールタイムベストと言っても過言ではないです。


2.Lemon & Einar K / Hope


2、3年の間、ユーロトランスをずっと聴いていた時期があり、制作する曲のメロディックな部分に関してはかなり影響を受けているのではないかと思います。特によりメロディが特徴的な北欧トランスが好きで、このノルウェーのアーティストLemon & Einar KのHopeはいつ聴いても、ヨーロッパ北部の冷えきった切なさが感じられて純粋にカッコいいです。個人的に夏はテクノで冬はトランス。


3.submerse/ Hold It Down


Carpainter名義を始めたきっかけの一つでもあるsubmerseによるFuture Garageです。何年か前に日本のネットレーベルMaltine Recordsによる主催のTokyo Popというイベントでsubmerseが来日し、DJしたのが初めてFuture Garageを聴いた時だと思います。


Message

紹介したもの以外の楽曲や、他ジャンルにも影響を受けたものは多くありますが、今現在の自分の楽曲制作において最も取り入れられていると思うものを選んでみました。
自分は基本的に、どのような音楽にもそれにしかない良さや楽しみ方があるという考え方なので、色眼鏡でみているというだけで何かを毛嫌いするというのは損であると思います。今回、自分のルーツについてということで、特に記憶に残っているものを紹介させていただきましたが、自分が聴く全ての音楽を自分のルーツにできるくらい、常に楽しんで、自身の音楽に取り入れたらと思います。


Carpainter

DJ / TRACK MAKER
横浜在住のDubstep兄弟ユニットSeimei & Taimeiの弟Taimeiによるソロプロジェクト。UK Garage/2step/HouseをFUTUREという感覚で解釈したサウンドに評価を得ている。2012年に自身のレーベルTREKKIE TRAXより1stEPをリリースし活動を開始。これまで、日本の最大老舗ネットレーベルMaltine Records、Boltimore breaksの認知にも深く貢献したフィンランドのTOP BILLIN、UKのFuture Garage名門レーベルL2S Recordingsなど国内外を問わずEPをリリースし、その楽曲はXXYYXX、Ryan Hemsworth、Royal T、Whistlaといった世界的なアーティストやBBC Radio 1Xtra、Rinse FM、Sub FMといったラジオでもプレイされている。また、Porter Robinson、tofubeats、東京女子流のリミックスや、カプコン公式のリミックスコンピレーションに参加するなど、メジャーでの活動も行っている。ネットレーベル「TREKKIE TRAX」を主宰。また、日本最大のダンスミュージック専門インターネットラジオ局「block.fm」では、レーベルメイトとUK Bass Musicを中心としたプログラム「REWIND!!!」のパーソナリティも担当。

twitter | Soundcloud


Spincoaster SNS