Norma

Lost & Found

Norma / Lost & Found
Adam Greenも太鼓判を押すパリの女性SSWが、表情豊かなデビューEPをリリース!

11月初旬に10日間ほどヨーロッパに行ってきたんですが、素晴らしい新人アーティストと出会ったのでご紹介します。
彼女の名前はNorma(ノーマ)。フランス・パリを拠点とする女性シンガー・ソングライターで、11月18日にデビューEP『Badlands』をリリースしたのですが、ちょうどリード・トラック「Lost & Found」のビデオも公開されたばかりなので映像とあわせてどうぞ。

切なげなピアノと吐き捨てるようなAメロはNick Caveを思わせますし、《あなたに一度も声を荒らげたことなんてなかった》と繰り返す情念のこもったサビはAlicia Keysばりにキャッチー。また、間奏で本人が弾くローファイなギター・ソロは真っ先にThe Strokesを連想するリスナーも多いでしょうが、VHS風のざらついたアートワークなどを見るにJulian Casablancasのソロ・ワークスからの影響もデカそう。歌もギターもドラムスも鍵盤も、ひたすらエモく上昇していく幕切れもたまりませんね。

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そもそもNormaのことを知ったきっかけは、ブリュッセルで見たAdam Greenのライヴでした。彼女はAdamのEUツアーにおいてブリュッセルを含む一部の公演にギター&コーラスで帯同しており、その日のステージでもAdamの紹介で(たった2曲ではありましたが)オープニング・アクト的にソロの弾き語りを披露。あの場にいたほとんどのオーディエンスがはじめて彼女のことを知ったはずですが、僕も含めてみんなメロメロでしたね。

ちなみに、同じくAdamバンドのギタリストを努めていたRyder The Eagleと、Ben Frostの『A U R O R A』にも参加したAdrian Libeyre Ramirez(ドラムスも担当)の2人が、『Badlands』のプロデューサーとしてクレジットされています。

「ええやん!」と思った読者は、ぜひ『Badlands』のオープナーでもある「Girl In The City」も聴いてみてください。Arctic Monkeysの「Crying Lightning」をJuliana Hatfieldがアレンジしたような、ダーティーで毒気のあるサウンドはライオット・ガールやグランジの遺伝子さえも感じます(両腕にがっつりタトゥーが彫られている点もパンキッシュで◎)。

Marilyn Monroe(マリリン・モンロー)の本名、Norma Jeane Mortensonと同じ「Norma」という名前はおそらく芸名かと思われますが、フル・アルバムがリリースされる頃にはもう世界レベルで話題になっていること必至。それに、モデルのMica ArganarazとSelena Gomezを足して2で割ったようなキュートなルックスは、今後ファッション業界も放っておかないでしょう。いやー、いつか日本でフル・バンドのライヴが見てみたいものです。


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Norma 『Badlands』
Release Date:2016.11.18
Label:In The City
Tracklist:
1. Girl In the City
2. Lost and Found
3. Work Til U Get It
4. Badlands
5. Oh Lord

Kohei Ueno

Curator & Interviewer

Kohei Ueno

なぜか美容師免許を持っているWebディレクター&ライター。グランジとヒップホップと女性SSWが大好物です。【影響を受けたアーティスト】Nirvana / Portishead / Refused