John Gastro

渋滞

John Gastro / 渋滞
稀代のソングライターJohn Gastroが僕らに贈る、日々の暮らしを彩るアーバン・ポップ!

“072北摂”をレペゼンし数々の名カバーを発表、PUNPEEと制作した「Traveling (PJG “Just Do It” 90s Rework)」や、ファンによる”J/G展”が本人とは関係なく開催され、大きな話題を呼ぶなどネットを中心にその名を知らしめつつも、いまだにその正体の掴めないソングライター、John Gastro(以下:J/G)の新曲「渋滞」がSoundCloudで公開されました。

J/GがFNMNLに寄稿した宇多田ヒカル『Fantôme』のレビュー

“「言葉は目に見えないものをも語りうる」。実はそれこそが、言葉の持つ本当の可能性であり、音楽における言葉の力、つまり「歌詞」のもつ豊かさなのだろう。「歌」を「書く」ということは、まさにこうして「音」と「言葉」の両方から「目に見えないもの」を描こうとする営みのことだ。”

と語っている通り、個人的に彼の音楽からは誰もが過ごしている生活や暮らしの風景、そこに寄り添う音楽への愛が表現され続けているように感じていて、それは彼が度々様々な楽曲をカバーしているところからも、彼のひたむきな音楽への愛が見受けられると思います。

直近のカバー音源を並べてみても星野源、ゆnovation & TakeOverBlood、tofubeatsなどまとまりがあるとは言えないのですが、共通してあるのはJ/Gが「好きな音楽」だということ。好きな音楽を自分でも表現してみたいという気持ちは、何よりも素敵な考えだと思います。

この「渋滞」も、仕事や日々の生活に追われて擦り切れてしまいそうな毎日をそっと支えてくれるような歌詞と、J/Gらしいビッグバンド的なアレンジ、ヒップホップを下敷きにしたビートがどこかセンチな雰囲気を湛えつつも、それでいながら不思議と踊りたくなるような名曲。
「僕らは似た思いを抱いて 別々の列車に乗る」という歌詞なんてまさにそうで、この一節は音楽を作っている自分や周りの人々のことを言っているのかとも思ったり。

本楽曲はこれまでの楽曲と同じようにフリーダウンロードで公開されていますが、SoundCloudには「from “名盤 / John Gastro”」と記載されており、何らかの形でのリリースがあるのかも……?

Yuma Yamada

Curator & Interviewer

Yuma Yamada

クラブ・ミュージックや日本のインディ・ロック周辺を聴いています。DJは練習中です。