Jack Penate
NEW MUSIC

Jack Peñate / Be The One


ソウルフルなダンスナンバー。早く活動再開してください(涙)

2014.09.18

あれっ、5年前の曲を今さら紹介?と思う人もいるかもしれませんが、Spincoasterでは「いい曲」であれば数年前の曲でも取り上げたいと思っています。

今回紹介するのは、Jack Peñateの2009年のセカンド『Everyting Is New』収録曲。Jack Peñateと言えば、2008年にはあのAdeleを前座(!)に来日(しかしAdeleはドタキャン)、2009年にもサマソニで来日するなど、ここ日本でもそれなりの知名度はありました。しかしそれ以降アルバムはリリースされておらず、2012年を最後に新曲発表やライブ活動も途絶えており、正直なところ最近では忘れ去られていた感も。

個人的な話になりますが、これまで『Everyting Is New』に収録されているリードトラック「Tonight’s Today」の音源しか持っておらず、本作は永らく未聴でした。しかし最近ロンドンの2人組Jungleの音楽を聴いた時、真っ先に「Tonight’s Today」のグルーヴィーでソウルフルなサウンドが思い浮かび、もしかしたらJack Peñateの『Everyting Is New』が持つ空気感は、当時よりも現在の方がしっくりくるのではないか?と思いつい先日アルバムを購入。聴いてみると、まさに今のトレンドにジャストな感じがありつつもメロディーにはタイムレスな輝きがあり、素晴らしい作品でした。

中でもファルセットのコーラスが印象的なこの「Be The One」は、当時から本作を聴いていた人も、あらためて聴き直してみると以前とは違った文脈で聴けて新鮮かもしれません。また、まだ聴いたことのない人でも最近JungleやDan Crollなんかにハマった人はツボなのではないでしょうか。

(Text by deidaku)


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