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Cameron Avery / Dance With Me


Tame Impalaのベーシストによるソロ・デビュー作がリリース! バロック・ポップ調のサウンドと深みのあるボーカルが魅力的な一枚です

2017.04.24

Tame Impala、Pondのベーシストとしても知られるCameron Avery(キャメロン・エイブリー)がソロ・デビュー・アルバム『Ripe Dreams、Pipe Dreams』を先日リリース! その収録曲を、リリースに先駆けて公開されていたMVと共にご紹介。

まず驚いたのは、なんとなく期待していたサイケデリック要素が全くないということ! それに加えて、Leonard Cohenを彷彿とさせるようなダーティなボーカルに、バロック・ポップ調のサウンド・スタイルをとっていることにも驚きです。

Pitchforkでのインタビューによると、本作は彼自身のルーツでもあるJohnny Hartman、Frank Sinatra、Elvis Presleyなどといったビック・バンド〜ジャズ音楽からの影響を受けた作品とのことで、LAを拠点とするストリングスも交えた多数のセッション・ミュージシャンと共に制作された模様

最初聴いた時は「The Last Shadow Puppetsみたいだな」なんて思っていたのですが、昨年のTLPTの世界ツアーにも実は参加していたようで(来日時はいませんでした)、そのボーカル・スタイル、そしてサウンドの面からもお互いに共鳴し合う関係性が伺えます。また、ソロ・デビュー前のAlexandra Saviorともコラボしてるところも抜け目がありません。

現時点で今年9月頃までヨーロッパ・ツアー中とのことで、Tama Impala活動休止のアナウンス(とみせかけてライブ活動は継続中?)に合わせて、ストリングス編成を交えた公演なんかも期待できそうなので、早く生で観てみたいところです。

本作は、なぜ今までこんな隠し玉を披露してこなかったのか、つくづく不思議に思うような名作です。

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【リリース情報】

Cameron Avery 『Ripe Dreams、Pipe Dreams』
Release Date:2017.03.10 (Fri.)
Label:Anti
Tracklist:
1.A Time and Place
2.Do You Know Me By Heart
3.Dance With Me
4.Wasted On Fidelity
5.Big Town Girl
6.Disposable
7.The Cry Of Captain Hollywood
8.Watch Me Take It Away
9.An Ever Jarring Moment
10.C’est Toi (Extended)


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