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ACCESS RANKING 2017 【15 – 1】


PV数 × 滞在時間で独自のランキングを発表! 今年注目を集めたアーティストは? 楽曲は? 15位〜1位を発表!

2017.12.29

30位〜16位はこちら


【No.15】 Alfa Mist / Keep On

2017.05.08 by Takato Ishikawa( 紹介記事

【No.14】 踊Foot Works / 夜の学校 Feat. もののあわい

2017.03.22 by oden( 紹介記事

【No.13】 SIRUP / Synapse

2017.10.02 Takazumi Hosaka( 紹介記事

【No.12】 Mr Jukes / Grant Green ft. Charles Bradley

2017.06.01 by Takazumi Hosaka( 紹介記事

【No.11】 Rex Orange County / Sunflower

2017.03.22 by Takazumi Hosaka( 紹介記事

【No.10】 SALU / LIFE STYLE feat. 漢 a.k.a. GAMI, D.O

2017.06.18 by Ryota Inoue( 紹介記事

【No.9】 Fazerdaze / Lucky Girl

2017.05.03 by hikrrr( 紹介記事

【No.8】 Superorganism / It’s All Good

2017.04.30 by hikrrr( 紹介記事

【No.7】 SUNNY CAR WASH / キルミー

2017.06.01 by Kent Mizushima( 紹介記事

【No.6】 Pale Waves / There’s A Honey

2017.02.27 by Nojima( 紹介記事

【No.5】 Yaeji / Drink I’m Sippin On

2017.10.16 by deidaku( 紹介記事

【No.4】 Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / 助演男優賞

2016.12.31 by Takazumi Hosaka( 紹介記事

【No.3】 唾奇 / Soda Water

2017.08.27 by Takazumi Hosaka( 紹介記事

【No.2】 Ghost like girlfriend / Fallin’

2017.03.23 by Nojima( 紹介記事

【No.1】 JP THE WAVY / Cho Wavy De Gomenne Remix feat.SALU

2017.06.20 by Takazumi Hosaka( 紹介記事


【Comment】

正直な話、1位は集計する前からわかっていました。今年国内で大きなバイラル・ヒットを巻き起こしたこのJP THE WAVYや、リミックスに参加したSALU、そしてランクインはしていませんがゆるふわギャングやBAD HOP、KANDYTOWNクルー、超待望のアルバムをリリースしたPUNPEEなどなど、昨年から引き続きヒップホップの勢いが強かった2017年。もちろんそれは日本国内だけの話ではなく、Spotifyが集計した2017年のデータにおいても、ヒップホップの再生数はすでに大きな人気を獲得していた昨年から74%も増加しているというとんでもない数値を記録。
Spincoasterでは中々海外におけるメインストリーム〜ヒップホップの文脈について言及はできていませんが、今年は「どんな内容をラップするのか」という話題性先行の勝負に拍車がかかると同時に、急逝したLil PeepやXXXTentacion、Lil Pumpといったグランジやエモなど90年代ロックからの影響が色濃い、内省的かつ退廃的なサウンドの流行という新たな潮流も巻き起こりました。

一方で、「じゃあロックはダメだったのか?」と言われると全くそんなこともなく、BECKやArcade Fire、U2、Queens of the Stone Age、St. Vincent、The Nationalなどなど、ベテラン組がいずれも素晴らしいアルバムを発表し、チャート・アクションにおいても好成績を残しています。LCD Soundsystemにおいてはキャリア初の全米一位を獲得し、大きな話題となりました。インディ色の強いSpincoasterでは、海外勢では来日関係の話題でも盛り上がったSuperorganism、Fazerdazeの他に、Pale Waves、Jay Somといった気鋭の新人たちがランクイン。

また、“SPIN.DISCOVERY”や“Eary Noise Night”など、Spincoaster主催、もしくは運営に関わったイベントに参加してくれた国内アクト――CHAIやKing Gnu、SIRUP、踊Foot Works、そしてSpincoasterレーベル第一弾アーティストでもあるOOHYOらの活躍ぶりも嬉しい限り。
さらに付け加えるとするならば、2位に位置づけたGhost like girlfriendはまだライブ活動もしておらず、リリースも少ないながらこの注目度の高さ。来年以降の彼の動きはチェックしておくべきでしょう……!

Spincoasterとしては、今後も新しい音楽との出会いや発見の機会を提供できればと思っております。2018年もみなさんの音楽ライフの一助になれれば幸いです。これからもよろしくお願い申し上げます。

Text by Spincoaster


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